【Tips】蓮台寺駅のなまこ壁
※2024年改版の新版では部品構成が変更となったため、この方法は必ずしも効果がある方法ではなくなりました
ここのところお知らせが続いたので、コネタをひとつ。
まだバックオーダー抱えている状況ですが出荷を開始している蓮台寺駅タイプキット。
開港の町下田をイメージさせる「なまこ壁」調の装飾が特徴ですが、調というのがまずあって、当然ながら実際はなまこ壁ではなくて、なまこ壁を再現した装飾なわけです。
(実物は意外に平面的)
キットではこの装飾部、黒地のベースに白い網状部品をはめ込む、という、このキットで最もユーザーの腕の見せ所でもあるのですが、ここの白網部品は所詮「焼いて切る」レーザーカットという製造方法の必要上、どうしても断面が焦げます。
ここを研究して以前より随分焦げは抑えることができたのですが、それでもうっすら茶色に見えます。
なぜかというとカット断面は厳密には斜めでテーパーがつくので、前方から見るとどうしても断面が見えてしまうわけです。
そこで、説明書には書けなかったのですが、よりきれいに組み立てる為、絶対におすすめの方法をご紹介します。
おおげさに出ましたが、非常に単純
「白網部品は裏返しで使う」
これだけです。該当パーツはB11、B13×2個。
見る方向から断面の斜めが逆方向となるので、断面の薄い切断焦げはほとんど見えなくなります。
さらに、裏返すことではめ込みも余裕ができて非常に組立やすくもなります。
画像で見ていただくと(スマホ撮影なのでへたくそですみませんが)
△これがそのまま組み立てた状態(網目の角はどうしてもレーザー照射の都合で変色があるのがわかります)
これを、白網部品を裏返して使うと↓
△ピントが・・・伝わるでしょうか
カット断面は厳密には斜め(極端に言えば台形)なので、ほんの少し網が太く見えるようになりますが圧倒的にきれいにできます。
説得力がいまいちなので、並べてみた比較画像をご覧ください↓
上の長い方が白網部品をそのまま表向きで使った状態。
下の短い方は白網部品を裏返して使った状態。
下の方が白がきれいに見えますよね。
断面が見えにくくなるのできれいに組むことができますし、経年変色も抑えることができますので是非お試しください。
※通常は断面が斜めとなる部分も含め考慮して設計しておりますので、部品を裏返して使うことは必ずしもおすすめしていません(表裏がはっきりしている材料紙もございますし、フィッティングが悪くなってしまうことがあります)
他のキットでもなんでも裏返しすれば良いとはなりませんのでご注意ください。