シュリンク包装とフォントの無駄話

ついに在庫がなくなった車両キット青箱用のシュリンク包装フィルムが入荷。
これでも一応サイズ特注で作ってもらっているんですが、まぁ使う数が少ないので今回の注文は４年ぶり？５年ぶり？
まず業者さんに電話しても「うちのこと覚えてますでしょうか？」から始まるような感じ。
今回の入荷分もこれで５年以上は使えるでしょうね。
多分青箱キットにシュリンクかけ始めたのは19年ぐらい前から。
当時は喫煙環境と在庫置き場もごっちゃだったので、汚れを防ぐ意味もあったのですが、時代も？変わり屋内喫煙者もいなくなり事務所の建物も変わりました。
その際に時間と手間が異常にかかるシュリンク包装は不要論も出たのですが、その後レーザーカットが始まりこれがねぇ・・・
ずっと焼き切っている、燃やしてるわけですからタバコとは違いニコチンこそ出ないがタール、つまり有機物燃焼によるヤニは大量に出ます。タバコよりよっぽど性質が悪い、爆音を発する集塵脱臭機をフル稼働しても防げません。
まぁ、結局その付着を防ぐ為にもシュリンク包装は継続しています。
出荷前には一応アルコールで清掃して送り出していますが、たまに気になる方がいらっしゃるみたいでごめんなさい。
ニコチンは含まれてませんのでご安心を。
レーザーカットモデルの開封時に焦げ臭い、ってのはどうしようもないのでご勘弁を。

話題変わっていっしょに写ってる本の話
Webサイトから話題となり本になった鉄道のもじ（フォント）にこだわった好著ですね。←三才ブックス刊
著者は若いデザイナーさんなので内容も装丁もPOPでとっつきやすいです。
今回は駅名標が内容の中心ですが、我々も以前から書体には非常に拘りを持ってやってきたつもりなので、すごく共感できる部分もありました。

我々は結局それが行き過ぎなのか幕１本フルトレースとかに至ることになるのですが、これに関してはいろいろご意見もいただきます。
（要は文字書体に思い入れなんてないから無駄なもの作るな、とか、例えば西武なら池袋と秩父の幕だけあればいいからキットに予め無料で入れとけよみたいな、マイナス系のご意見の方が多いかな）
文字、フォントに関してはいろいろ言い出すとキリがないのでまたの機会に。
ちなみにあまぎの印刷物は基本的にイワタUDゴシックのMを使ってます。

この本と連動したイベントが15日に福島であるそうですよ。
ご興味のある方は調べてみては如何でしょう？

さて、新村駅タイプ、たくさんのご予約ありがとうございます。
今日もこれから製作に取り掛かります。
近況ご報告でした。