試作中 <【1/150】ストラクチャーペーパーキット>
次回作試作画像です。
初回試作の無着色版で、今回は新しく発売された材料紙のテストを兼ねて明るいグレーのものを使っています。
モデルモチーフは夕張鉄道の新二岐(しんふたまた)駅。
マンサード屋根に明り取りの丸窓や連続する縦窓など、大変特徴的で、炭鉱産業の華やかな時代の力を感じさせる素敵な駅舎です。
実物はほぼ廃墟として現存していますが、現在に至るまで数回に渡って各種施設として転用されている為、その度に行われたであろう増改築や改修で多少現役時代とは姿が変わっています。
今回も、モデル化に際しては現状は尊重しつつも、現役時代、駅としての姿を再現する方向性で製作しています。
製品(着色)版の見本も近日ご用意しますが、現在の転用後の色ではなく現役時代の色をイメージしたものとする予定です。
(例えば窓枠は現在オイルステン調のこげ茶ですが、本来は緑味の入ったグレーだったという話を基に検討中です)
ベースサイズは160×70ミリ、現状の部品点数156点
中型からまぁまぁ大型寄りの駅舎と言えます(ベースサイズは既発の吉ヶ原駅と同サイズ)
画像をどうぞ
△道路に面した正面:駅への入り口は左側の扉となっていて現在の道路からは直接の入り口はなかったようですね。
△ホーム側:右の柱3本部分は現在増築で塞がれてしまっていますが現役時は改札部分でした。
よく見るとお分かりいただけるかと思いますが、丸窓2個の間にある明り取り縦窓は道路側とサイズだけでなく始まり位置の高さもずれています(ホーム側の方が高い位置から始まっています、これに気づくのが遅れて設計時に随分難儀しました)。普通これだけ凝ったデザインだと完全シンメトリーだと思いがちなので油断してましたが、違う意味でも凝ってるんですね。
左端の小部屋は間取り的にトイレでしょうか。
△ホーム側面からみる上面
△道路側面からみる上面
△駅入り口の小屋根部分のデザインもなかなか秀逸です。
この後修正を多少加えて(例えば屋根の煙突はもっと高かったようなので直したり)着色版へ作業入ります。
ご予約の受付開始、発売は9月になる見込みです。
いましばらく続報お待ちください。
【お盆期間の通販営業】
ここ数年、設備更新などとあわせてお盆の時期にお休みをいただいておりましたが、今年は注文品などの都合でずっとレーザー機を動かさなくてはならず、期間中でも誰かしら在席しますので通販は日曜を除きお休みなく発送可能です。
ですが、マシンスケジュールが埋まっており、余裕ができるのが8月15日以降となりますので、在庫の薄いストラクチャーの新村&西桐生の2種類に関しては万が一在庫切れとなりました場合、お届けまでしばらくお時間いただきます。
(この2種類までは追加製作スケジュールを押し込めましたが、他のものは来月以降の調整とさせていただきます、ご容赦ください)
また、8月後半、9月前半に取材、調査出張、病院?などの都合で数回、数日間に渡ってお休みをいただきます。
(現在のところ決まっている発送休止日:8月24~26日・9月3日~7日)変更ありましたらまたお知らせさせていただきます。